日記というか。

……まあ、日記です。同人向注意。

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僕らの聖杯戦争2

こんにちは成です。夏コミお疲れ様でした。行けませんでしたちくそう。
という恨みの念を込めて、『僕らの聖杯戦争』更新です。とりあえず全員出す所くらいまでは頑張ろうと思います。オス。
あ。兼続新曲出ますね!ありがたや~ありがたや~!これであと二年は戦える!(生々しい数値)

兼続出てないけど幸兼です。





「はああ~。兼続殿~。兼続殿~!!」
「五月蝿いわ馬鹿め!」
広いワンルームマンションの一室。豪奢だがセンスのいい調度品に囲まれた中で、少年はソファーに埋もれ煙草を吸っていた。
もう一人の奇声をあげている青年はベッドの上にごろごろと転がり、広げたパンフレットを見比べては溜息を吐くのだった。
「ああ、愛しの兼続殿……早く貴方と結婚したい……前世では果たせなかった約定を、今ここに示さん!」
「お前が誰と結婚しても構わんのじゃが、儂との約定も果たしてもらうぞ?」
「勿論!聖杯を我等が手に収めるのです!」
きり、とした青年の顔は見目麗しい。精悍な顔立ち、均整の取れた肉体。その姿は英霊として恥ずべき所は一つもなかった。
「そして兼続殿と結婚するのです!」
お花畑発言以外は。
「……はぁ~……」
少年は深く溜息を吐いた。
「いいか、おい。真田幸村よ。儂が大枚はたいて貴様の聖遺物を購入したのは、何のためじゃ。聖杯戦争を勝ち抜くためじゃ。それが、たかが一人の女子如きにうつつを抜かしてどうなる」
「兼続殿は男です」
「男……男か……まあいい。個人的な趣味の自由の範囲内じゃ。それよりも聖杯よ。儂は名門、伊達家の跡取りで、失敗できない立場と分かっておろうな?」
ぎろり、と少年は幸村を片方だけの目で睨む。少年は片目がなかった。
「勿論でございます!政宗殿に勝利の栄光をお約束致します!」
幸村ははきはきと答えた。政宗は煙草の煙を吐き出す。
「『あと10年早く生まれてくれば』などと申す者もおる。しかし、儂には十分すぎる舞台よ。むしろ役不足な程よ。聖杯さえ手に入れれば、母上も……儂を認めてくださるじゃろう。弟よりも、儂の方が当主に相応しいとな。ふん、儂は片目などなくとも上手くやれる!」
ぎり、と煙草のフィルターを噛む政宗。幸村は、そんな政宗を優しい眼差しで見た。
「政宗殿は、きっと上手くおやりになれますよ。私が保証します」
「ふん。貴様に保障されても心許ないがな」
そういう政宗は笑っていた。そして幸村も笑っていた。
「ところで、政宗殿」
「なんじゃ、幸村」
「昨今、結婚式の後は『はねむーん』とやらで旅行に行く風習があるようですが、やはり政宗殿も海外の方がよろしいと思われますか?」
「熱海でもヨーロッパ一周でも好きにするがよい」
「う~ん。兼続殿の意見も尊重したいですからね~。あの方は大陸好きなので中国旅行とかも視野に入れた方がいいですかね?香港とか?でもあまり新婚旅行らしくないですよね。ここはベタにハワイとかがいいと私は思うんですが、どう思いますか?政宗殿」
「貴様はずっとそればかり考えていたのか」
「それ以外に聖杯に望む願いがないのです」
「貴様自身の願いがあるじゃろう」
そう言われると、幸村は首を捻る。
「う~ん。やりたい事をやって死んだので、特に願いってないんですよね。兼続殿と結婚する事くらいしかないです」
がさがさと、ハネムーンのパンフレットを漁る幸村は、何気なく呟いた。
「今の日本って、同性婚禁止なんですよね……まずはそれから変えないといけませんね……」
「……!」
(こやつ、現代日本の政治から変えるつもりか!?)
政宗は戦慄した。自身が聖杯を獲得したならば、このフリーダム脳内お花畑ホモに聖杯を与える事になるという事実に。
「聖杯を手に入れれば、兼続殿に会えるのか~。楽しみですね~」
幸村はそんな事とは露知らず、のほほんとハネムーンパンフレットを抱き締めていた。


ここで忘れてはならない事がある。
真田幸村は『ランサー』のクラスとして現界した。
そして、ランサーは『幸運E』が常として付きまとうクラスである。
幸村が愛しの兼続と聖杯戦争で争い、政宗と恋敵になり、不幸な結末を迎える事は、この時点で既に決定事項となっていたのだった。

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