日記というか。

……まあ、日記です。同人向注意。

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僕らの聖杯戦争12

連!投!とやっ!
短い話です。孫市っていったらあの娘じゃろ。





「ん~?」
「どうしたよ、慶次」
のんびりと歩きながら首を捻る慶次に、孫市は銃器ケースを背負って隣を歩きながら訊ねた。
「いやなぁ。いくさの匂いが消えちまった。何処かでいくさが始まって、もう終わっちまったらしい」
「なんだよ、それ。戦争に出たのに、骨折り損じゃねえか」
「だから、松風に乗った方が速いって言ったろ」
「昼間っから馬に乗って街の道路走れるか! 普通になしだろ、そりゃ」
「俺は目立つからいいと思ったんだけどね~」
「もう帰るぜ、俺」
孫市が反転しようとしたその時。
どん!
誰かにぶつかった。
「やべっ! お嬢ちゃん、大丈夫かよ?」
孫市の先、道に倒れこんでいたのは、赤毛の少女だった。大きな眼をぱっちりと開けて、孫市を見上げている。その瞳は、深い森を思わせる綺麗なグリーン。
(外国人か……?)
「お嬢ちゃん。日本語分かる? 大丈夫? アーユーオーケー?」
「ほむ! 大丈夫なのじゃ!」
少女は勢いよく立ち上がり、慶次を指差して言った。
「答えよ! 何故、人ならぬ身が人間の街にいる?」
「え?」
孫市は呆気に取られた。慶次は紛れもない人の形をしていて、現代の服装をしている。何故、この少女は慶次を人外だと見破ったのだ。
「答えよ!」
少女は突きつけた指を微動だにせず、慶次に問い質した。
「それは聖杯のせいだよ」
慶次は馬鹿正直に答えた。少女は目を丸くした。
「聖杯? 聖杯とはなんじゃ? 答えよ?」
「なんだろうな~? さて、改めて聞かれると分からねぇな。なんでも望みを叶える物だっては聞いているんだがな。その本質となると、俺は知らねえ」
「聖杯とは、そなた達と共にいれば、見られるのか?」
「おうよ」
「ほむ! 決めたのじゃ! わらわはそなた達と共に行くぞ!」
勝手に宣言して、淑女のようにスカートの裾を摘みながら、少女は言った。
「わらわはガラシャ。魔術師見習いじゃ。これからよろしく頼む」

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